舛添厚生労働相が、「日本では労働法が順守されていない」と発言したというニュースを観ました。
私自信も今まで4つの会社で働いたことがありますが、労働基準法をちゃんと守っている会社は皆無でした。
そのうち2社は東証一部上場で、年間休日120日以上なのに実際の休みが月に1〜2日程度だったり、1度(1ヶ月分)だけ残業時間を正直に会社に提出したら人事評価を下げられたこともあります。
それでも一緒に働いている同僚や上司が良い人達だったので仕事を続けましたが、非上場の2社についてはもっとひどく残業代は一切払わないと社長自らが宣言し、厚生年金への加入も社の規定ですぐにはできないと言い出します。
恐らく私が書いた上記より悲惨な思いをされている方はたくさんいると思いますし、日本の企業の多くで当たり前のように行われていることだとなのではないでしょうか。
この件について、厚生労働大臣が公に認めたのはある意味画期的だと思います。
日本固有の本音と建前の文化のなかで、実質的にないものとされている違法行為をあると真実を発言したことは大きいと言えるでしょう。
一方で、なぜ企業は社員に対しては厳しくコンプライアンスを求めるのに自らは法をまもらないのでしょうか?
これには2つ理由があると思います。
1つは、社員が従順であること。
私も最初に書いたことを経験しているのに会社に抗議したことも告発したこともありません。
社内で波風をたてて不正を暴くよりも、一生懸命働いて会社に認められる方が得だと判断してしまうのです。
2つめは、法と行政の問題です。
法律によりルールが定められていますが、罰則が甘いため会社は法を破ることを恐れません。
これが、例えば営業停止処分1ヶ月とか経営者や違法な労働をさせた管理職の懲役などとなると話が違ってくるのではないでしょうか。
法を守って働かせる方が得であると認識させれば良いのです。
しかし、厳罰化をしたとしても行政がしっかりと法の運用をしなければ絵に描いた餅となります。
現在の労働基準監督署は十分な仕事をしているのでしょうか?
日本は、明治の頃から富国強兵を進めてきました。
国が強くなることを優先し、国民には我慢をしいる。
これによって日本は海外の列強の植民地にならずにすみ、戦後は世界第2位経済大国となることができました。
しかし、人口は既に減少しはじめ、高齢化は進み、子供は生まれず、新田は貧困層が生まれてきています。
国が発展し企業が強くなっても、国民が必ずしもの幸せになれるわけではないのです。